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『呂』の現物をお持ちの方はいらっしゃいますか?

 投稿者:青木由弥子  投稿日:2017年 4月 4日(火)21時19分18秒
  いつも皆様の投稿、楽しみに拝読しています。
ところで、『呂』の現物をお持ちの方はいらっしゃいますか?国会図書館に調べに行ったのですが、所蔵されていませんでした。
昭和7年、11月号、12月号、「静かなクセニエ」の総題?と、内容を確認したいのですが・・・全集と、伊東静雄研究、小川さんの伊東静雄論考、杉本さんの岩波文庫の年譜や年表を照合しているのですが、ちょっとずつ違う、というのが、モロモロあって・・・
 
 

在りし、在lらほしかりし

 投稿者:齊藤 勝康  投稿日:2017年 4月 1日(土)11時26分36秒
  高橋睦郎氏の近著。難しい題名ですが筆者と三島由紀夫との50年以上の付き合らを綴ったもの。
27歳の時の詩集「薔薇の木、にせの恋人たち」を三島に送った時、直接、氏に本人から電話が入る。そして「眠りと犯しと落下と」の跋文を頼んだ時三島は「これはぼくが進んで書くことだからきみは、菓子折り一つ持って来てはいけないよ」と強調したとのこと。(124p)ここのところは北三国ヶ丘での伊東静雄に対する皮肉がこめられていると思った次第。「俗人と小人」が裏返る。
188pからの井上隆史氏の対談では「燕」が取り上げられている。三島の小説はその極端な右翼思想から殆ど読んでいないが4部作「豊饒の海」は読了した。1部の「春の雪」の題名は静雄の詩からとられているのは明らか。2.26事件やタイの仏教、転生の物語は4部の「天人五哀」のエンディングにきて驚愕のどんでん返しにて結末に至るのだがこのことを記述したものは高橋睦郎氏が私の知るところ初めてで我が意を得たりと思いました。今回の本、1度の読書ではつかみきれない本ですが氏の2つの詩集を含めてまた再読したいと思います。
 

老化に抗って

 投稿者:Morgen  投稿日:2017年 3月30日(木)10時23分10秒
  「菜の花忌」が歳時記の1ページのようにすっかり定着してまいりました。「菜の花忌」を始められた先輩方にも、毎年このように盛大に催行されているから、心安らかにお休み下さいと告げることができます。

 今年も、淀川縁の堤防は背の低い外来種の菜の花で真黄色に彩られています。しかし、いつまで待っても桜(ソメイヨシノ)は開花せず、去年はあんなにも混雑していた背割堤も、添付の写真(新築の展望塔からスマホ撮影)のようにひっそりとしています。地元の観光協会は、高さ25メーターの展望塔や「三川合流出合い館」を造って手ぐすね引いて待っていたのですが、今年の花盛りは随分遅れそうですね。

 わたしは、休日には相変わらず「淀の川辺サイクリング」を続けています。ロードバイクもカーボン製の軽量車に買い替え、「まだまだ!」と自らの老化に抗っています。



 

ご報告

 投稿者:龍田豊秋  投稿日:2017年 3月28日(火)10時17分9秒
  3月26日午後1時、諫早公園の中腹にある伊東静雄詩碑前で第53回「菜の花忌」が執り行われました。
空模様が気がかりで、肌寒い陽気でした。
例年は、ヤマザクラの盛りは終わり、ソメイヨシノが満開なのに、今年の開花は遅れています。

献詩  喜々津中学校3年 笹田泰平さん  「おじいさんの死」
       鎮西学院高校2年  佐藤加奈絵さん 「卵のきみ」

詩朗読  諫早コスモス音声訳の会 東かおり様 「野の夜」
        詩人          田中俊廣様  「まだ猟せざる山の夢」

場所を諫早観光ホテル道具屋に移し、午後2時30分から第27回「伊東静雄賞贈呈式・記念講演」が行われました。
大きな花瓶に活けられた菜の花の香りが、会場全体に広がっていました。

今回伊東静雄賞奨励賞を受けられたのは、次のお二人です。

千葉県柏市在住  渡会 克男 氏 67歳 「ガッコのセンセ」
滋賀県大津市在住  宮 せつ湖 氏 68歳  「雪の葬列」

記念講演の講師は、詩人・評論家 北川 透 氏でした。

演題は、「蝶の運命(さだめ)~伊東静雄と中原中也の交流について」。
                                                           以上
 

三国ヶ丘、菜の花忌

 投稿者:齊藤 勝康  投稿日:2017年 3月26日(日)22時20分32秒
  お久しぶりです。ここ数年見逃していた三国ヶ丘のけや木の会、今年もうっかりしていました。油断すると三月は本当にあっというまに来ますね。それに今回、共通のフアンである「伊東静雄、と野呂邦のぶ」の話をされたとは残念。ココペリさんに久しぶりにお会いできたのですね。日頃は月1回.露文の会でロシア文学を読むことに忙しい日々ですがまた静雄の詩と野呂の小説とエッセイの世界に戻ります。野呂の小説は向田邦子が亡くなった頃にTVドラマ化した「落城記」の原作者と知ったことからです。彼が静雄を描いた「詩人の故郷」も愛読しました。来年はぜひ行くことにします。  

『新生日本の藝術を語る』

 投稿者:Morgen  投稿日:2017年 3月24日(金)22時40分16秒
  随分昔のことになりますが、山本様が住高階段教室で昭和22年秋に行われた小野十三郎・伊東静雄の対談についてご投稿頂きました。

 『新生日本の藝術を語る』と題するこの座談会の記録が『すみよし外史』-先輩が語る住高60周年ー(昭和62年11月2日 同高同窓会)に載っていましたので、重複かも知れませんが見ておられない方のために添付してみます。
 

(余談)「みささぎのまち」(三国ヶ丘)―伊東静雄詩詠唱の流れ

 投稿者:Morgen  投稿日:2017年 3月17日(金)12時16分49秒
編集済
   「けや木通り・菜の花忌」に参加してみて、地元の方々の街づくりの熱意に感化されて、“伊東静雄の堺・三国ヶ丘における作詩(詩想・詩句など)の流れ”を自分なりにまとめてみようと思いたち、取り敢えずそのチャートを頭の中に描いてみようとしているところです。少しまとまったらまた投稿します。(本稿は、単なる余談です)

 随分まえに本欄に私が投稿したことのある東京の「森まゆみ」さん(谷中・根津・千駄木地域雑誌発行者)の『大阪不案内』という本があります。
 その中に、住吉高校を訪問された折のレポに、「詩人伊東静雄が国語の先生をしていたところです。」と紹介されていたところがあったように記憶しています。しかし、もし三国ヶ丘を訪れられたとして、「伊東静雄が終戦まで10年近く住み、“水中花”“百千の”“春の雪”などの、日本詩史上に輝く有名な詩を残したところです。」と言って頂けるかどうかは、きわめて怪しいですね。

 「けやき通りまちづくりの会」は、「みささぎのまち」として、百舌・古市古墳群の世界遺産登録も推進されているのでしょう。百舌古墳群の一番北に位置する「反正天皇陵」が世界遺産に登録されれば、古墳めぐりのスタート地点として沢山のお客さまが国内外から訪れられ、交通至便な「反正天皇陵」を訪れついでに、けや木通りを散策されるようになります。その情景を想像すると一種のワクワク感があります。

 ―街角スピーカーからは日本情緒たっぷりの「春の雪」や「百千の」の音楽が流れる。訪問客は、「みささぎのまち」の風雅を感じ、「日本て良いな!」と思いながらそぞろ歩き、みささぎのまちに「日本人の美しい心」の一端を感じてくれる。そして、けやき通りを下って、次の古墳めぐりへと向かう。そんな三国ヶ丘の情景をふと夢想してみる―

 みなさま、日増しに太陽が輝き、淀川縁は、鶯も雲雀も数が増えて、鳴き声も本物になっていますよ。紫外線対策をしていざフィールドへ!!

中野章子さんのブログが下記へ引っ越されました。

http://suzaku62.blog.jp/

 

けやき通り菜の花忌

 投稿者:山本 皓造  投稿日:2017年 3月 8日(水)11時59分35秒
   毎回、今年は何日で、どなたが講演をなさるのか、と、いつも心がけて注意していましたのに、そのたびに体調が悪くて、今まで一度も参加がかないませんでした。今年はじめて、3月5日の菜の花忌に出席できました。
 JR堺市駅は、ミュシャ館に何度か行って、勝手はわかっていたのですが、そこから足を伸ばしたことはなく、ちょっと迷いながら、なんとか三国ヶ丘幼稚園にたどりつきました。
 中野章子さんの講演はとてもよく、やさしく語りかけて下さって、最近ようやくその作品集(文芸春秋)を読み始めた野呂邦暢に、また少し近づけた気がしました。望むらくは、60分ではなくて90分を、与えてあげてほしかったです。
 中野さん、あるかんば隊のココペリーさん、野崎さん、それに名前の出た永沢さんらに、お会いできて、やっぱりがんばって出て来てほんとによかったと思いました。この日はもう春の陽気のはしり(?)も感じられる、気持ちの良い日でしたが、それだけではなく、嬉しいことが重なって、体があとあとまでホカホカとするようでした。この催しを続けて下さっている「けやき通り町づくりの会」の皆様に、お礼を申します。
 

堺(三国丘)「菜の花忌」

 投稿者:Morgen  投稿日:2017年 3月 6日(月)16時42分33秒
編集済
   昨日(3月5日)、堺三国丘の「伊東静雄・菜の花忌」に初参加いたしました。

 地元の「けやき通りまちづくりの会」の皆様方の熱心なお取り組みの甲斐があって、会場には大入り満員の一般参加者が集まられ、約2時間余りのセレモニーが終始ダレることもなく運ばれました。「あるかんば隊」からも約10名が参加しました。

 その中で、「菜の花忌」のご縁が取り持つ、山本皓造様と長澤信子(旧姓山本)様の師弟再会という微笑ましいハプニングもあり、参加者各位のお顔を拝見しても、春の陽気のもと桜色にほころんでいるように見えました。(山本皓造様お疲れさまでした。)

 「春の雪」を弾き語りされたピアニスト(名前を忘れました)も、「時はすでに春だ!」(すでにはるはきむ!)とばかり、明るく張りのよい歌唱を披露されました。
 中野章子様も、予め配布されてたレジュメをもとに、持ち時間いっぱい「伊東静雄と野呂邦暢」のテーマによる熱いご講演を賜りました。参加者の目には、頼もしい「諫早出身者」と見え、長い間の研究や資料収集などの実績をもとにされたお話の内容に、聞く者は感動しました。(感謝!感謝!)

 「けやき通りまちづくりの会」の世話役の方々の企画として毎年「伊東静雄・菜の花忌」を取り上げていただき、セレモニーの回数を重ねられていることには、ファンのひとりとして本当に頭が下がります。
 同会は、詩や文学には無縁の地域団体ですので、伊東静雄研究会におかれても、講師の紹介など面においてお口添えがいただければ幸いだという世話役様のご懇願がありましたことをお伝えしておきます。

中野章子様のブログに、当日の模様が報告されていますので、是非ご覧下さい。

http://suzaku62.blog.eonet.jp/default/

 

ご報告

 投稿者:龍田豊秋  投稿日:2017年 3月 6日(月)11時58分28秒
  諫早公園の大寒桜は開花しましたが、風はまだ冷たいです。

第53回「菜の花忌」の案内

平成29年3月26日 (日) 午後1時から
場所 諫早公園 中腹 伊東静雄詩碑前
                 (雨天時は諫早観光ホテル道具屋)


第27回 「伊東静雄賞贈呈式・記念講演」の案内

平成29年3月26日 (日) 午後2時30分から
場所 諫早観光ホテル道具屋

伊東静雄賞奨励賞

「ガッコのセンセ」       渡会 克男 氏 67歳
                                          千葉県柏市在住

「雪の葬列」                    宮 せつ湖 氏 68歳
                                          滋賀県大津市在住

記念講演 講師 詩人・評論家 北川 透 氏
演題 「蝶の運命(さだめ)~伊東静雄と中原中也の交流について」



2月25日午後2時から,諫早図書館に於いて第109回例会を開催した。
会報は第103号 内容は次のとおり。

1  伊東静雄ノート(6)
                                                   青木 由弥子
                                        <千年樹 第69号から転載>

2 「在りし、在らまほしかりし三島由紀夫」     <平凡社>
                                                  髙橋 睦郎

「詩を書く少年 三島由紀夫の孤独」と言うテーマで、髙橋睦郎と井上孝史が対談。

                                                           以上
 

花子夫人

 投稿者:青木 由弥子  投稿日:2017年 3月 5日(日)18時46分51秒
  花子夫人のことを考えていたら、ご投稿を拝見。静雄さん(という雰囲気になってきました)の教え子の方の文章など、いろいろ読んでいる時だったので、おお、と思いました。

静雄さん、照れ屋だったのか、あっちこっちで共稼ぎだから結婚したんだ、みたいなことを言っていたようですが・・・そして、それを真に受けている方(評論家諸氏も含めて)とても多いようですが・・・花子さんの「追悼文」などを読めば、伊東静雄という詩人/教師に、知性の面でも趣味や教養の面でも対手を務めることの出来る、数少ない女性の一人であったろう、と思います。
富士正晴によれば、静雄さんが歌会で「ひとめぼれ」して、なんとかツテをたどって「見合い」に持ち込んで・・・話が進んでいる最中に父親を無くして「この結婚、ダメになるかもしれない」と心配する・・・くらいに、花子さんと結婚したくて仕方なかったんでしょう、きっと。

百合子さんは、もちろん、詩を評価してくれたり文学の話のできる友人であり、場合によってはミューズとしての役割も果たした、のでしょうけれど。
花子さんは、気の強い、しっかり者でもあった、ようですが・・・。

伊東静雄の散文詩に、早朝、朝ごはんの仕度をしている奥様を見つめながら、子供の頃の母や姉の姿を重ねてしみじみと愛おしむような詩があって・・・もっと、静雄の「屈折」したり「照れ隠し」でわざと意地悪な言い方をしたり、あえてぞんざいに言ったりする、その言葉の「ウラ」を、実はこうだったんでしょ、静雄さん、という感じで、読んであげたいなあ、という気がしています。

http://yumikoaoki.exblog.jp/

 

伊東花子先生

 投稿者:堺の住人  投稿日:2017年 3月 2日(木)13時36分38秒
  昭和42年大阪府立登美丘高校を卒業しました。39年入学時の担任が伊藤先生でした。現国の磯部先生から
伊東先生のことを聞き、そんなすごい人の奥様とはじめて知りました。浪人時代予備校のテキストに詩人「伊東静雄」の詩が載っていました。「新妻にして見すべかりき」だったと思います。
結婚したとき大学時代にお世話になったおばさんのことを思い出しました。「嫁さんもらったら見せに来るからね」と話して20年後、やっとおばさんに見せることができました。約束を覚えていて喜んでくれました。
伊東先生ありがとう。おばさんありがとう。
 

(無題)

 投稿者:あるかんば隊のココペリです  投稿日:2017年 2月28日(火)19時33分21秒
  Morgenさま
嬉しいメッセージを、有り難うございます。ご一緒できますこと、とても嬉しく楽しみです。
会の終了後、宴になるのではと思っています。
『さんずいに酉(百薬の長とも言う)』の大好きな、先輩方も参加されますので・・。
一応、場所は考えています。雨にも会わず、良いお天気になることを願っています。
心温まる、菜の花忌になりそうです。どうぞよろしくお願い致します。

 

ご案内ありがとうございます

 投稿者:Morgen  投稿日:2017年 2月28日(火)10時56分46秒
   あるかんば隊のココペリさん。おはようございます。(お久しぶりです。)

 第9回「“三国ヶ丘ゆかりの詩人”伊東静雄・菜の花忌」のポスター写真は、コピー禁止が掛けられているため残念ながら転載できませんが、「参加費500円、先着50名様」とも書かれています。

 当日は、気温は15度Cと温かそうですが、雨が降りそうです。

 会の終了後、何処か(適当な店があるか?)でお茶(食事でも可)でも如何ですか?
 

3月5日 三国が丘で菜の花忌

 投稿者:あるかんば隊のココペリです  投稿日:2017年 2月27日(月)22時45分49秒
  皆さますっかりご無沙汰をしています。
ご健勝にご活躍のご様子、何よりです。
堺市三国が丘のけやき通りまちづくりの会の加藤保之様より、下記のとおり『伊東静雄菜の花忌』のご案内がありました。

開催日:2017年3月5日(日)
時間:午後2時~午後4時
場所:堺市立三国丘幼稚園(堺区北三国ケ丘町4-1-12)
講演:中野章子さま『文学の故郷 伊東静雄と野呂邦暢』
伊東静雄詩朗読、ミニコンサートなど

あるかんば隊の有志も、参加致します。
(13時に、南海高野線堺東駅東口に、集合です)

 私事で恐縮ですが、初代けやき通りまちづくりの会々長の竹内魁成さんと、共通の友人を介してご縁ができました。竹内さんのご案内で、堺市にある三好長慶所縁の南宗寺さんでの、連歌の会に参加させて頂いています。連歌の会でご一緒している長澤信子(旧姓山本)さんという方が、何と山本皓造先生の教え子であり同僚だったということがわかり、お互いにびっくりしました。

信子さんは初芝にお住まいで、美原と伊東静雄のことにも精通されています。堺市の歴史案内もされていて、当日はご参加頂き、諫早高校同窓会関西支部あるかんば隊の、案内役を引き受けていただくことになりました。相変わらず伊東静雄にいざなわれているのかな・・そんな想いになるミラクルなことが起こっています。


 

パロディ

 投稿者:龍田豊秋  投稿日:2017年 2月24日(金)10時00分53秒
  おはようございます。今朝も冷え込みました。
さて、一読してニヤリとさせられる詩を見つけました。
皆様にも鑑賞して頂きたく、ご紹介します。

"
雨にも負けず 風にも負けず
野党の追及にも負けぬ
丈夫な心を持ち
表情なく決して怒らず
いつも心で笑っている

月に2日の出勤で一千万円をもらい
あらゆることを自分の勘定に入れ

よく見聞きし 分かり
そして大事なことは忘れ

霞ヶ関という
安全地帯にいて
東に天下り先あれば
自らそこに再就職し
西に別の天下り先あれば
斡旋してあげ

南に正義つらぬく人あれば
つまらないからやめろと言い
北に斡旋がバレると怖がる人あれば
大丈夫、問題ないと言う

国会答弁では反省するふりをし
国会の廊下をおろおろ歩き
皆に税金泥棒と呼ばれ
全く苦にもしない
そういう人に私はなりたくない
                            "
              鮎川 哲也              (週刊朝日2月24日号)
 

六月

 投稿者:山本 皓造  投稿日:2017年 2月23日(木)14時56分38秒
   長い休暇をいただいて久しぶりに書く投稿にしてはまったく中味のないただのおしゃべりで申しわけありません。青木様の「誤訳から始まる…」に触発されて。

 水中花は fleurs d'eau というのだと(ランボーはそう呼んだと)いうことを知って、へえ、と思い、そういえばプルーストのはじめのほうにも水中花が出て来たな、と思って調べてみました。
 出て来るのは例の紅茶とマドレーヌのあと、第一篇第一部一の末尾なのですが、残念ながらプルーストは「このもの」に名前を与えていません。岩波文庫の吉川訳に水中花と訳注があります。プルーストは「日本人のよくする遊び jeu」といい、その実体は「小さな紙片 de petits morceaux de papier」というだけ。

 静雄の「水中花」が中也の“誤訳”から生まれたかどうか、これについてはわたしには何の智恵もありません。青木様のお調べを楽しみに待つことにします。

 内田百閒に「水中花」という文章があって、しかし題名にそうあるだけで本文中にはひと言も水中花のことが出て来ない、ふしぎな文章だ、というような投稿をいつかこの掲示板でした記憶があるのですが、わたしの記憶違いか。

 郷原宏『詩のある風景』(未来社)という古い本を読んでいて、「六月」について論じているのに出会いました。この六月は、水無月ではなくて、歴史的日付としての、1960年6月という、あの6月のことです。六月といえば樺美智子の死を思い出す、そのような精神的風土/季節が、かつてあったのでした。

 石原吉郎の詩集をめくていると「六月のうた」というのに行き当たりました(思潮社版現代詩文庫26)。でも悲しいことにわたしにはこの詩を解読できません。
 

文語訳と口語訳

 投稿者:Morgen  投稿日:2017年 2月22日(水)22時33分29秒
編集済
   みなさまこんばんは

 青木様の「誤訳からはじまる…」は面白く読ませていただきました。

 伊東静雄の詩「水中花」においては二通りの水中花が表現されています。口語文(前文)においては「哀れに華やいでコップの水の中などに凝としずまっている」水中花のことが言われており、文語体の詩文の中では、「六月の夜と昼のあはい(夜明け)」の澄んだ大気の中で金魚も一緒に水中花がきらめいています。(詩人の幻想・幻視) この二つは全く違っった印象を与える水中花ですね。

 先月22日の投稿で『ルバイヤット』の文語訳のスキャンを添付しましたが、今度は同じ訳者が口語訳を出されていますので、添付してみますのでご一覧ください。文語訳と口語訳では、全く違ったものに見えますね。

 
 

誤訳から始まる・・・

 投稿者:青木 由弥子  投稿日:2017年 2月20日(月)15時17分18秒
  春一番(二番?)が吹き荒れています。生あったかい、変な風です。春嵐です。

陶原葵さんという詩人/批評家/研究者の著書、
『中原中也のながれに』(2013思潮社)を読んでいて、面白いことを知りました。

中也が翻訳したランボーの一節に、誤訳があるというのです。
「飲み物」を「お魚」と間違えたとか。オモシロイのは、ここに水中花が出てくること。

中也の〝誤訳″の詩的イメージに触発されて、静雄の「水中花」が生まれた・・・
なんてことはないかしら・・・と思った、ものの・・・まだ詳細は調べていません。

静雄の「水中花」は、初出が昭和12年の『日本浪漫派』8月号。
中也が翻訳していた時期は、昭和9年9月から12年8月ごろ。
中原中也訳『ランボオ詩集』が公刊されたのが、昭和12年9月。

雑誌などに先に発表されていれば、静雄が読んでいる可能性はある、のですが・・・。
中也の「翻訳」そのものが、静雄の「水中花」に影響されて間違えた・・・というのは、
さすがにありえないかな、と思いつつ・・・
なんだか不思議な共通項を持っている詩だと思いました。

http://yumikoaoki.exblog.jp/

 

ご報告

 投稿者:龍田豊秋  投稿日:2017年 2月 6日(月)13時08分20秒
  1月28日午後3時から,諫早図書館に於いて第108回例会を開催した。

第27回伊東静雄賞奨励賞を受賞した2作品が披露された。

千葉県柏市、渡会 克男さん  『ガッコのセンセ』。

滋賀県大津市、宮 せつ湖さん 『雪の葬列』。

会報は第102号。内容は次のとおり。

1 伊東静雄について 『対談』 田中克己×杉山平一
 『文芸広場』(第一法規出版) 談   田中克己(詩人、成城大学名誉教授)
                              聞き手  杉山平一(詩人、帝塚山学院短期大学教授)

2 日本浪漫派の思い出 ~才能競った多彩な同人~
                                                  亀井 勝一郎
                                     <読売新聞 昭和29年10月22日>

3 伊東静雄ノート(5)
                                                       青木 由弥子
                                             <千年樹 第68号>

4  詩 「夏」                                         森永 かず子
                                 <2016.10 あるるかん32号>

5 詩 「明るい帰郷者」
  自然は限りなく美しく永久に住民は貧窮していた-伊東静雄「帰郷者」

                                                      井川 博年

                                                           以上

次回例会は、2月25日午後2時から,諫早図書館に於いて開催。
 

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