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春の雪
みささぎにふるはるの雪
枝透きてあかるき木々に
つもるともえせぬけはひは
なく聲のけさはきこえず
まなこ閉ぢ百ゐむ鳥の
しづかなるはねにかつ消え
ながめゐしわれが想ひに
下草のしめりもかすか
春來むとゆきふるあした
「けやき通り街おこし」行事として、堺の詩人伊東静雄を偲ぶ催しが恒例化されていることに、心からお慶びを申し上げます。(ご案内ありがとうございます。)
伊東静雄は、堺市三国丘で沢山の有名な詩を作りましたが、その中でも「けやき通り」を象徴するような最も印象的な詩は「春の雪 」ではないかと思います。
ところが、Googleで検索しても、一番多いのは映画「春の雪」であって、石川さゆりや坂本冬実の歌はあっても、伊東静雄「春の雪」は何処にも見当らないことに、何となく憤りを感じます。(皆さんも一変検索してみて下さい)そこで、皆様良くご存じの「春の雪」をわざとここに書いてみました。
この詩は、なんら解説の必要もないほどに明快であり、朗詠しても非常に美しい響きがあります。三島由紀夫は、伊東静雄「春の雪」の美しさに感激して小説の題にしたのです。
だから「本家は此方だ!」と言いたいのですが、せめてあのアルマ・マータ・クワイア演ずる「春の雪」がCDまたはDVDで発売されて、GoogleやAmazonで検索したら出てくるようになると良いですね。
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